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心の福祉」知りたい=淑徳大学から研修学生5人

8月5日(木)

  「第十九回淑徳大学ブラジル派遣研修」が七月二十九日から始まった。研修学生五人が来伯している。
 学生は、九月八日までサンパウロ市内の日系福祉施設(憩の園、やすらぎホーム、希望の家)、パラナ州マリンガの和順会や非日系施設(未婚の母保護施設など)で研修するほか、日系家庭でのホームステイも体験する。
 社会学科四年の古賀直子さんは「日本は福祉の合理化が進んでいるが、ブラジルは長谷川良信先生の初心がよく生きている。どういう所にその違いが表れるのかを見たい」と語る。宮川友理子さん(社会福祉学科三年)は「心の福祉、日伯の文化の違いについて知りたい」という。保育士課程で学ぶ山村弥菜子さん(社会福祉学科三年)は「日伯の児童保護、児童問題の取り組みの違い」を研究する。
 後藤美佐子さん(社会福祉学科二年)は「特に和順ホームの医師の〃共生〃について学びたい」と語る。精神保健福祉を学ぶ加藤紗希さん(社会福祉学科二年)は「様々な人種が一緒に生きるブラジルを体験し、日本に暮らすブラジル人についても考えたい」と意欲的だ。
 同大学客員教授で和順会の理事長も務める佐々木陽明さん(浄土宗南米開教総監)は「自分の心で真っすぐ物事を見てほしい。世界に通じる日本人の資質を知ってほしい」と期待を寄せている。
 研修では、同大学の創立者であり、初代浄土宗南米開教総監で社会福祉に取り組んだ長谷川良信氏の足跡を訪ねながら、氏の社会福祉の理念や実践に触れる。資格重視で職業化しすぎた今日の日本の福祉の在り方を見直し、善意や心の交流に重点を置いた福祉を考える。

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