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サンパウロ市の人と街描く写真展=ブンバの仁尾さん7日から

8月7日(土)

  自然と文化の情報誌『ブンバ!』のカメラマン仁尾帯刀(33、兵庫県、におたてわき)さんが七日よりサンパウロ州立美術館ピナコテッカで写真展を開催する。
 「サンパウロの街と人をテーマにしました」と仁尾さんが説明する写真展のタイトルは『PUBLICO(公共)』。二枚セットで四十組の写真で、いろんな顔を持つサンパウロの「市民」を追った。
 写真はサンパウロ市地下鉄の要所セ駅。利用者数がサンパウロ市地下鉄で最も多く、写真右の場所はいつも絶え間なく人が行き来しているが、敢えて人のいない瞬間を狙って撮った。「市民というかたちのないものは、かえって特定の人物を映さないほうが表現できるのでは」。かえって、通勤客でごった返しているような錯覚に似た雰囲気をかもし出す。
 左側はセ駅職員たちだ。彼らの顔はわざとカメラに向けられており、視線の先にはこの写真を見る市民がいる。
 仁尾さんは十八歳で写真に興味を持ち、日本ブラジル交流協会第十六期研修生として九六年にブラジルを訪れる時、始めて自分のカメラを買った。
 研修が終わった後、再びブラジルに戻り〇〇年から〇三年までSENAC大学部写真学科に通った。以来サンパウロ市で生活。「サンパウロは大都会だが、人間臭さがあって洗練され過ぎていないところが好きだ」。
 国内で個展を開くのは今回が三回目。国内ばかりでなく、〇三年には「ニコン国際写真コンクール」に入選し東京都写真美術館でも展示された。
 今展は十月十二日まで開催され、午前十時から午後六時まで。月曜休館。なお、七日のイナグラソンは午前十一時から午後二時まで。入場料四レアル(土曜日のみ無料)。
 「写真を撮るのは一人の作業ですが、展覧会を開くのにはいろんな方の協力が必要です。今回も多くの方にお世話になりました」と謝辞をおくり、「一人でも多くの方に作品を見て欲しい」と来場を呼びかけた。
 詳細問い合わせは、11・229・9844(同美術館)まで。同美術館は地下鉄ルース駅徒歩一分。

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