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ソフトボール普及に貢献=JICA派遣 阿部シニア

8月10日(火)

  昨年七月、JICAからシニア・ボランティアのソフトボール指導者として派遣された阿部司(65)さんが四日午前、任期残り一年を前に、中間報告に来社した。阿部さんはソフトボールの盛んなサンパウロ市近郊アチバイア市の日伯文化体育協会(辻修平会長)に本拠地を置き、選手の競技技術や監督の指導技術向上のため熱心に指導している。
 着任後、すぐに用具不足を痛感、問題解決のためJICAと日本ソフトボール協会に協力を要請した。そして二十六個のボールや三十八本のバットをはじめ、クラブ、ミット、ヘルメットや捕手用具一式などが送られてきた。指導先の同文化体育協会のソフトボール部へ寄贈して、大変感謝されている。 
 また阿部さんは言葉の問題を痛感し、その解決のために日本語の「指導者用マニュアル」や「ソフトボール用語集」を翻訳して製本、配布した。今年は幼年、少年、準青年、青年や成人の部でそれぞれ優勝し、指導力が高く評価されている。
 阿部さんは「こっちに来た当初は言葉、文化、習慣や考え方が全然違い、本当に苦しかった。マニュアルを翻訳してからは、ルールや指導法も理解されるようになった。〇七年にリオで開催されるパンアメリカン大会で上位入賞をするために、今は全力を尽くします」と抱負を語った。
 また同行した辻さんは「阿部さんのお陰で、りっぱな用具を寄贈してもらい、監督や選手達も喜んでいます。残り一年も大いにがんばってほしい」と述べた。

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