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コラム 樹海

  グァタパラ移住地にあるJATAK農業技術普及交流センターから、塩谷哲夫所長の「大豆のお話」が発信された(グァタパラ新聞八月号)▼情報、というおカタいものではない。素人にもわかりやすい話だ。大豆「オーロラ(AURORA)種」とその栽培法について説明している。農業に少しでも興味があれば、楽しく理解できる。なにしろ「オーロラ」のことを「育てやすい良い子」というのだから▼さきの同移住地の入植記念祭で文協婦人部が「オーロラ」の豆腐をつくった。塩谷さんは美味しかった、と言う。女性たちの愛情、原料の大豆が、その理由だ、とした▼生まれはパラグアイ。遺伝子組み替えでなく、普通に交配してできたALA―60のたくさんの兄弟の中から、選りすぐられた個体を何世代も重ねて、大丈夫、間違いなく優れた品種であると認められて「オーロラ」という美しい響きの名前がつけられた。これが出生に関わる部分▼花の色は紫、さやは淡い褐色、タネの肌は黄色、へその色は淡褐色、標準の背丈は五四センチくらい、ある程度節がついたところで伸長が止まる有限伸長型。誕生地のイグアスーの場合、タネを播いて五十七日で花が咲き、それから八十日で子実ができあがる、倒れにくく、さやがはじけにくく、「育てやすい良い子」とくる▼このあと、播種時期、畦幅、株たて本数、種子量、病虫害対策などの指導がある。栽培方法は、簡単ではないのだろうに、それを感じさせない話。(神)

04/08/13

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