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東西南北

9月24日(金)

 五月から九月にかけてジアデーマ市で年金生活者七人が銀行から年金の受領直後に襲われ、四人は死亡した。被害額は平均三百レアル。ジョオン・ペレイラさん(80)は九月十七日、暴行され死亡。セバスチオンさん(73)は五月六日、イミグランテ街道十八キロ地点へ拉致され、暴行を受け失明した。被害者は棒切れで頭部を強打され、街道脇の草むらに放置された点が共通している。
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 軍警本部聴聞課は〇一年から三年間にサンパウロ市でホームレス二十四人が鉄棒や棒切れで撲殺され、五十八人が負傷したと発表した。被弾や刃物による外傷は負傷に含まれていない。二十五人はサンパウロ市中心街、十五人はセー広場の隣接地で襲われた。病院に入院後死亡した人は含まれていないので、実際には犠牲者はもっと多いとみられる。
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 リオ市は〇五年二月、チジュカ森林公園内に聖体奉納式や宗教儀式を行うための場所を全国で初めて設ける。そこは二十四時間警備され、トイレ、売店も設置。儀式後に放置された食べ物が森の動物に害を及ぼし、ろうそくが火事を引き起こすなど、森林内の環境への悪影響が問題となっていた。今後食べ物は土に埋めて肥料にされ、ろうそくは再利用される。
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 道路安全センター(Cesvi)が〇三年下半期に発生した三万二千件に上る交通事故を分析した結果、最も事故が多い危険な州道はアンシエッタ道(サンベルナルド・ド・カンポ市付近、六百二十七件)で、サンパウロ市内ではラポーゾ・タバーレス道(三百七十三件)であることが判明。アニャングエーラ道(カンピーナス市、三百八十四件)、イミグランテス道(サンベルナルド・ド・カンポ市付近、二百八十七件)も危険ランクの上位に入っている。

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