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「山桃」が生っている イタケーラ吉岡さんの畑で

10月9日(土)

 日本で「地域の果物」として親しまれている山桃が今年、イタケーラの博物研究会本部・標本館(越村建治会長)隣の吉岡ヨシオ・パトリシオさん宅でたわわに実る見込みになり、訪れた人の目を楽しませている。日本産の山桃がブラジルで見られるのは、極めて珍しいことだという。
 同氏の敷地内にはもともと、「メス」の樹が数十年前から植えられている。吉岡さんが、五年ほど前に訪日。「オス」の苗木を持ち帰り、育てた。昨年から、実がつくようになった。
 博研関係者によると、直系二十センチほどの大きさになり、イチゴのような味だそう。水分が多くて柔らかいことから、輸送が困難で地域地域で消費されるのが、ほとんどだという。来月が、食べごろになる。

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