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ビジネス日本語能力=ブラジルは海外で首位

10月20日(水)

 ブラジルは海外でトップクラス──。ジェトロサンパウロセンター(桜井悌司所長)はこのほど、今年六月末に実施した「第九回ジェトロビジネス日本語能力テスト」の結果を発表。ブラジルは、どのようなビジネス場面でも日本語によるコミュニケーション能力があるとされる「J1」以上の取得者数、二十人以上の受験者のあった地域での取得率で世界一を誇った。
 試験は、日本国内十一都市を含む海外八カ国二十三都市で実施され、国内から千二百八十九人、海外から五百五十三人で合計千八百四十二人が受験した。
 ブラジルは二〇〇二年からサンパウロで行われている。今回の受験者はタイ・バンコク(百七十六人)、インド・ムンバイ(百四十五人)、インド・バンガロール(七十二人)に次ぎ海外四位の六十七人だった。
 テストはスコア(得点)方式で、八百点満点。五百三十点以上が「J1」、六百点以上が「J1+」になる。ブラジルは、「J1」以上の取得者数が十人、取得率が一四・九%でいずれも海外で首位。タイ・バンコクが、取得者数八人、取得率四・五%でそれぞれ二位につけた。

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