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翻訳部門、鯖戸さん入賞=「武本文学賞」発表される

11月12日(金)

 第二十二回武本文学賞の選考結果が、十日、日系文学会から発表された。応募数は、全部門で百編だった。今回、翻訳部門で入賞した鯖戸みやさんは第十六回から応募を始め、五回の佳作を経ての受賞だった。選者は「努力と精進による成果」と評価。授賞式は、来年三月ごろの予定。
 ◇小説部門
入賞=「猿橋の川」(荒木桃里)、佳作=「婉?夫人」―ワンティンふじん―(彭鄭美智)、「村の風説」(森淳介)、「広場のライト」(土佐政美)
 ◇随筆部門
佳作=「文学と周辺」(加藤武男)、「三国志を読んで」(鈴木八重子)
 ◇翻訳部門
入賞=「くも」(鯖戸みや)、佳作=「蜘蛛」(佐東三枝)
 ◇短歌部門
佳作=「継母(はは)眠る里」(渡辺光)、「追憶」(内川愛季)、「亀の歩み」(藤田あや子)、「移民人生」(瀬尾天村)
 ◇俳句部門
佳作=「風薫る」(鈴木点灯子)、「移民劇」(山上とし子)、「一天四海」(富樫羽州)、「老介護」(三宅昭子)
 ◇川柳部門
佳作=「リャン子の死」(藤倉澄湖)
 ◇詩部門
佳作=「夢」(斎藤白憂)、「生きる」(高橋干晴)、「ひとり旅」(富岡絹子)

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