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N・B協会本番の射撃大会=4月、コンピュータ制御で

ニッケイ新聞 2008年1月23日付け

 移民百周年を記念して、ノーバ・バンデイランテ射撃協会(山本恒夫代表)は四月二十六日、記念射撃大会をサンパウロ市文協ビル大サロンで開催する。翌二十七日には、同会場でテレビなどがあたる無料のビンゴ大会をはじめ、寸劇や日本舞踊などが楽しめる慈善ショーをおこなう。二十一日、山本会長、杉田登貴夫さん、山本茂さん、佐藤秀雄元空軍大佐が案内に来社した。
 協会が主催する射撃大会は毎月開催。四月の大会までに今月二十七日、二月二十四日、三月三十日にサンパウロ市文協ビルである。誰でも参加できる。参加料は一回二十レアル。
 コンピュータ制御で的を狙うシステムのため、安全で子どもから高齢者まで誰でも楽しめる。競技では一人二十発。規定時間内に少ない射撃回数で合計百点を目指すもので、誰でも優勝の可能性があるという。
 四月の記念大会では、日本ライフル射撃協会(菊地陞会長)から寄贈されたメダルが上位入賞者に授与される。二十七日の慈善ショーは入場無料だが、保存できる食べ物を持参すること。午前十時からビンゴ大会を開始し、正午からはアトラクション。その後は「愛国行進曲」の替え歌「日伯愛国行進曲」などを参加者みんなで合唱するという。
 来社した佐藤元空軍大佐は、世界の軍人が集まり実弾の射撃を競う、八三年にアメリカで開かれた世界大会で優勝。七四年のフランス大会、八九年のフィンランンド大会にも出場した射撃の名手。「射撃は集中力を高め精神統一にもいい」と奨める。
 案内に来社した関係者は「コンピュータ射撃は安全で楽しく奥も深い。ぜひ多くの人に興味をもってもらいたい」と呼びかけた。また、日本から豪華なメダルが贈られたことに感謝の意を示していた。
 希望者は平日午前九時から午後四時まで、同協会の施設(Av.Jabaquara 2400、メトロ・サンジューダス近く)で練習が可能。佐藤元空軍大佐のアドバイスなども受けられる。問いあわせや申し込みは電話(11・5589・1451)まで。

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