ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■歌姫との浅からぬ縁

■ひとマチ点描■歌姫との浅からぬ縁

11月20日(土)

 21日午後3時からサンパウロ市の文協で、東京の劇団1980(いちきゅうはちまる)」によって、日本初の流行歌手、佐藤千夜子の生涯を舞台化した「素劇 あゝ東京行進曲」が上演される。
 同市在住の造形作家、豊田豊さん(73)は、その佐藤の顕彰碑(山形県天童市)の制作者だ。「同じ天童の生まれなことから私に要請があった。帰国して取組んだ思い出深い作品です」と振り返る。
 サクランボや将棋駒の生産で知られる町の中心、舞鶴山の裾に碑は建てられた。高さ6メートル、ドレミファ7音階を表す凹面が左右対にして立つ。間に挟まれた十字架は、佐藤がキリスト教徒だったことを物語っている。木型は天童木工、ブロンズ鋳造は銅町の西村製作所と、地元の伝統技術の結晶だ。
 完成は1977年7月。「ほぼ30年が経ちますね。ブラジルで彼女の人生を描いた芝居を観れるなんて。長生きするもの」と豊田さん。「彼女はイタリアで4年間、オペラを学んでいた時期があるそうです。私もミラノに5年いた。浅からぬ縁です」。 (大)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《ブラジル》全国市長選の結果予測=サンパウロ市はコーヴァス逃げ切りか=リオ市はパエス返り咲き有力2020年11月28日 《ブラジル》全国市長選の結果予測=サンパウロ市はコーヴァス逃げ切りか=リオ市はパエス返り咲き有力  29日の市長選決選投票を目前に控え、注目の都市での世論調査が出た。サンパウロ市では現職のブルーノ・コーヴァス氏(民主社会党・PSDB)がギリェルメ・ボウロス氏(社会主義自由党・PSOL)を僅差でリードのまま当日を迎える。27日付現地紙、サイトが報じている。  ダッタ […]
  • 《ブラジル》コロナ禍=リオは医療崩壊寸前か=サンパウロ州でも規制強化求める声=第2波到来は否定するも2020年11月28日 《ブラジル》コロナ禍=リオは医療崩壊寸前か=サンパウロ州でも規制強化求める声=第2波到来は否定するも  【既報関連】新型コロナで第2波到来を口にする専門家も出始める中、リオ州では入院待ちの人が連日200人を超えるなど、医療崩壊の兆候が出ている。オズワルド・クルス財団(Fiocruz)は第2波到来を否定したが、感染者や死者の増加を認め、警告を発したと27日付現地紙、サイト […]
  • サンパウロ州内陸部で暴風雨=濁流で車26台流される2020年11月28日 サンパウロ州内陸部で暴風雨=濁流で車26台流される  サンパウロ州内陸部のサンカルロス市で26日午後、雹を伴う猛烈な雨が降り、市中心部の商店街を中心に大きな被害が出たと26、27日付現地サイトが報じた。  午後4時35分から5時40分までの約1時間に降った雨は138ミリに及び、市内の道路が濁流で覆われた。市内各地で車が […]
  • 《ブラジル》ブラックフライデー=コロナ禍でネット通販激増=混雑きらい実店舗ガラガラ2020年11月28日 《ブラジル》ブラックフライデー=コロナ禍でネット通販激増=混雑きらい実店舗ガラガラ  27日の「ブラック・フライデー」の売れ方は、コロナ禍の影響もあり、ネット上が強く、販売店では弱いという傾向が出ていると、27日付現地サイトが報じている。  ブラック・フライデーはここ数年、ブラジルでもクリスマスと並ぶ、年間を通じた小売の稼ぎどきとして定着している。だが、今年 […]
  • 東西南北2020年11月28日 東西南北  29日は市長選の決選投票が行われる。サンパウロ市もコーヴァス氏が勝つか、追い上げるボウロス氏が逆転するかで、目が離せない展開となっている。だが、気になるのは投票場の状況だ。11月に入ってコロナの感染者や死者が再び増えているからだ。選挙高裁は、選挙人証の代わりとなり、投票圏外に […]