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地道な第一歩=援協のデイケアサービス身寄りのない独居老人対象

11月24日(水)

 【既報関連】サンパウロ日伯援護協会(和井武一会長)はきょう二十四日から、サンパウロ市リベルダーデ区ファグンデス街番の元パチンコ店で、デイケアサービスを始める。ゲームや健康講話などを企画。半日を楽しく過ごしてもらおうというのが大きな目的だ。
 援協事務局によると、福祉部の八巻和枝部長、シニアボランティアの森悦子さんが担当。身寄りの無い独居老人で、老人クラブなどの団体活動に参加していない高齢者を対象にする。
 今年のもっと早い段階でスタートさせるはずだった。希望者が困窮者だと偏見の目で見られることを恐れ、今月までずれ込んだ。参加者のプライバシーを考慮。当面は第三者の立ち入りを断るという。
 健康や生活相談にも応じ、昼食も出す。送迎は考えていないので、会場まで通えることが必要になる。当初は月に一回ほどを計画し、軌道に乗れば回数や受け入れ人数を増やしていく考え。
 事務局は「一人で自宅に閉じこもっているお年寄りが外に出て、楽しい余生が送られるようになってほしい。昼食も最初は弁当かもしれませんが、将来は手作りの食事を振る舞えるようにしたい」と話している。
 問い合わせ電話番号=11・3385・6601(事務局)

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