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日本人観光客誘致へ=JICA=ブラジル観光省を援助

12月8日(水)

 【オ・エスタード・デ・サンパウロ】ブラジル観光省がメルコスル地域に日本人観光客を誘致する事業を援助するため、国際協力事業団(JICA)は、去る十一月二十三日、東京観光案内所建設や人材開発向けに四百万ドルを供与、その贈呈式にヴァウフリッド・マーレス・ギア観光相が出席した。
 同案内所では、トレーニングを受けた五人の営業員が、ブラジルとメルコスル地域のパック・ツアーをターゲットに販売する。
 現在ブラジルへの日本人観光客は、年間五万人であるが、〇七年にはパック・ツアー客十万人誘致を目標にしている。また、年間千六百五十万人の日本人が海外旅行しているが、〇七年には二千万人が見込まれているという。
 観光省国際課のペドロ・ヴェンドレール理事は「ブラジルに来る外国人観光客は、一日平均八十九ドルを消費するが、日本人観光客は二百十ドル。これは世界でも最高の部類に属し、〇七年には、ブラジルに年間三億四千万ドルの観光収入が見込まれ、大きな外貨収入を期待している」と述べた。

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