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百周年祭を考える会=忌憚のない声を=広い参加呼びかけ

12月14日(火)

 どうしたら集まるコロニアの総意――。ブラジル日本都道府県人会連合会は「移民百周年祭を考える会」を十四日、午後二時からヴィラ・マリアーナ区の栃木県人会館で開催する。コロニアの総意から程遠いといわれる百周年際の目玉事業「日伯総合センター」などについて、忌憚のない意見を披露することで、コロニアの関心を高めたいというものだ。
 中沢宏一会長ら県連関係者、県人会会長だけでなく、スザノ在住の大浦文雄さんやサンタ・クルース病院の横田パウロ理事長ら一世、二世を問わず幅広い層から出席者が集まる見込みだ。
 先日行われた祭典協会の臨時総会の手続きは、定款上の問題はなかったものの、コロニア全体の同意を得たものではなかった、と中沢会長は指摘。四年後に控えた百周年祭を、実りのあるものとするには積極的な議論が欠かせない、と県連執行部が企画した。当日の議事録は祭典協会にも手渡されるという。
 県連では「日系社会実態調査」を独自事業として実施することなどを改めて訴えるほか、サンタ・クルース病院の増改築計画について、横田理事長が具体的に計画を説明し、日本とのつながりを持つ各団体に理解を呼掛ける。
 また、日系が築いた町であるリベルダーデの再活性化と同センターの誘致を呼掛ける池崎博文・リベルダーデ文化福祉協会会長らも出席を予定。中沢会長は「具体論を中心に会合を盛り上げたい。ぜひ皆様ご出席を」と呼かける。
 参加資格に制限はなく、個人や団体問わず参加可能。地下鉄ヴィラ・マリアーナ駅から徒歩一分で、住所はRUA CAP CAVALCANTE 56 問合せは県連11・3277・8569へ。

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