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日本棋院=ニッケイ新聞杯囲碁大会=若手ブラジル人の台頭目立つ

ニッケイ新聞 2009年3月24日付け

 日本棋院南米本部(岡正躬理事長)主催の「ニッケイ新聞社杯囲碁大会」が十五日、サンパウロ市の同本部で開催された。
 今年から始まった新しい棋戦ながら、すでにブラジル国外での国際試合に参加する為の得点競争が始まっていることもあって多数が参加。かつ四分の一以上がブラジル国籍保持者と参加選手の顔ぶれも多様化してきた。
 五段以上戦では予想通り、一位烏山九段格、二位村尾七段となり三位に新宅五段、四位にブルーノ五段が滑り込んだ。
 三―四段戦はリーグ戦とトーナメント戦の組み合わせ。十六人の実力伯仲した激戦となった。
 結果は、一位村井四段、二位シンジ四段、三位橋本三段、四位フェリッペ三段。ベテランの日本人と若手のブラジル人の交差した結果となり、ブラジルの若者の台頭を如実に示す結果となった。
 初―二段戦は一位小西二段、二位ナガセ二段、三位坂尻二段。ちなみに坂尻二段は援協の医師でもあり、今年五月に日本の静岡で開かれる第三十回囲碁世界アマチュア選手権戦にブラジル代表の招待選手として参加することになっている。
 この世界戦にはブラジルから、今までに二十七人、のべ三十二人が参加している。
 級位者戦は、一位小西一級、二位パウロ五級が入った。

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