ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

12月24日(金)

 マット・グロッソ・ド・スル州の動物検疫局(IAGRO)は、パラグアイ国境のパラーニョ郡で飼育する牛五十五頭に口啼疫の疑いがあるとして精密検査を行うことにした。当局は疑惑の牧場が病原菌に感染した雄牛をパラグアイから購入したとみている。口啼疫の密告電話が十一月にあり、同州の検査では陽性反応はなかった。再度電話があり、州はパラー州へ血液を送り、精密検査を依頼した。
     ◎
 ゴイアス州地方裁判所は、少女に強引な接吻をした牧師を強制猥せつ罪とした訴えを棄却した。ゴイアス州の田舎町で、信徒の少女を突然訪れた牧師が強引に接吻、それを見て激怒した母親は州検察局へ告発、検察が起訴していた。同地裁のジャミル・マセド判事は、他人の平穏な生活への侵害であって、貞操を汚したことには当たらないと判断した。
     ◎
 ルーラ大統領は二十一日、本の出版、販売業者に対して社会保険融資納付金や社会統合基金の支払い免除を定めた法案を裁可した。文化庁によると、三年以内に本の販売価格は一〇%下がり、新書の刊行数と書店の増加が見込まれるという。政府は、一人当たりの年間平均読書数一・八冊を二〇〇八年までに五〇%増やす計画だ。
     ◎
 二十四日に予定されていたロジージオ(車両市内乗り入れ規制)が二十二日、前倒しで突然解除され、交通技術公社(CET)の職員らを驚かせた。解除を知らずに行われた取り締まりは三千件に上ったが、すべて無効となる。「買い物客へのプレゼント」として規制解除の前倒しを要請したのはタット交通局長。平均以下だった同日午前中の道路渋滞は、午後になり平均を超えた。

image_print