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日伯往来し制作 画家の森一浩さん=赤も青もブラジル風

1月5日(水)

 【東京支社】森一浩さんの個展が昨年十一月三十日から十二月十一日まで、東京・神宮前の色彩美術館で開かれた。「イタペセリカ・ダ・セーラ」と題された今展には、サンパウロ、サントスで描いた近作三十点が展示された。
 森さんは一九四九年、サンパウロ・イタペセリカ・ダ・セーラ生まれ。六歳からは、両親の故郷である鹿児島で過ごした。その後、美術の世界を目指し東京芸術大学に進学。八二年、同大学大学院博士課程を修了。安宅賞、大橋賞など数々の賞を受賞している。
 自身の画風について森さんは、「東洋的なものをもちつつ、ヨーロッパ文化がある。異文化的なものまざっている時期」と語る。
 九六年からサンパウロでも制作を続け、ブラジルの風土の影響が作品ににじみはじめている。「日本の赤は朱や茜色ですが、ぼくのはワインカラーぽい。ブルーも日本のブルーと違っている」という。
 六日にはブラジルへ。サンパウロで約三ヶ月間制作に没頭するつもりだ。
 「日本とブラジルで、三カ月おきに制作する生活が当分つづくと思います」
 〇六年にはサンパウロ州立美術館での個展を予定している。

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