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「開拓精神学びたい」=農業青年6人 新潟県から来伯

1月12日(水)

 平成十六年度新潟・ブラジル農業青年交流事業団(高橋茂団長)の六名が九日、来伯。その日のうちに移民史料館や先没者慰霊碑を訪ね、午後七時から同県人会館であった歓迎会に出席した。会には県人会関係者約四十人が参加した。
 同事業は一九八八年から続けられているもので、日本からブラジルへ百五人、ブラジルから日本へも五十六人が派遣されている。従来は十名前後が派遣されるが、今回は地震や台風の被害が影響した。
 来伯した青年は斎藤清成さん(52、紫雲寺町)、永井健吾さん(37、越路町)、長井範親さん(30、新津市)、丸山豊さん(25、越路町)、南雲広太さん(23、六日町)で、いずれも同県で米作りに励んでいる。二十日の帰国までの間、県人会員の家にホームステイするなどしてブラジルの農業を学ぶ。
 南雲良治同県人会会長は「母県から誰か来るというのは、自分の親戚が来るようにうれしい。台風による水害、そしてその傷が癒えないうちに震災と大きな被害が続いたにも関わらず来ていただき、ありがとうございます」と歓迎と慰労の言葉をおくった。 
 高橋団長(56)は地震の震源地にほど近い小千谷市出身。「田に亀裂が入るなどの被害が出たが、やや落ち着きを取りもどしてきている」と現状報告し、「県人会の方に頂いた厚いお気持ちに感謝しております」と、新潟県人会が中心となって進めている募金活動に対しお礼を述べた。
 続いて団員の長井さんが県人会員を前に「皆様の開拓精神を学んでいきたい」と力強く抱負。南雲さんは「耕作面積を増やして行きたいと思っていますので、指導のほどよろしくお願いします」と語った。
 婦人たちの作った心のこもった料理と、六人が持参した『久保田』や『八海山』といった同県の銘酒で乾杯。歓迎会は途中で団員の永井さんが横笛を披露するなど盛り上がった。

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