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日台伯の友好親善=北川歌謡祭 客家センターこけら落としに

2月1日(火)

 第十三回北川親睦歌謡祭が一月二十九、三十両日、サンパウロ市リベルダーデ区の客家センターであった。同センターのこけら落としにもなったこの歌謡際には、千人以上が出場。歌を通じて、〃国際〃理解を深めた。
 「音の流れが、実にすばらしい」。会主の北川彰久さん(日伯音楽協会会長)は大サロンの音響効果を絶賛した。完成したばかりの舞台は、出場者たちにも甘美と陶酔を誘ったようだ。
 千二百人収容可能な大サロンに百席の椅子を入れてもスペースが十分に残り、ブッフェやバザーが入った。
 会場の手配には、北川さんの台湾人生徒らが奔走。二日目は、二階のサロンも借りた。自らも歌を披露した宗玉英さんは「もう、最高ですよ」と、満面に笑みを浮かべて語った。
 開会式には、張永西客家センター主任委員長、黄政修巴西客家崇正会会長が招待を受けた。張主任委員長は「客家の起源は、中国大陸にあります。その歴史や文化は複雑です。日系コロニアの方を迎えることが出来て、光栄です」などと話していた。
 挨拶に立った北川会主は「サンパウロをはじめ、マット・グロッソ、パラナ、ミナス・ジェライスなどから千人近い歌手を得ました。特に今年は、台湾の方がたくさん出演してくださいました」と、台、日、伯の友好親善になったことを喜んだ。

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