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ジェトロ=食品包装の指導=日本から専門家招き

2月2日(水)

 食品の対日輸出を考えるブラジル企業に日本の食品包装のノウハウを伝えようとジェトロ・サンパウロセンターは二十五日、食品包装セミナーを開催する。日本から食品包装の専門家二人を招き、「日本への輸出にはどのような改善が必要か」をテーマに講演を行う。同センターでは「対日ビジネスに関心を持つ企業に興味がある方に参加して欲しい」と話す。
 南米食品を日本に輸出する際に、包装技術の問題が障壁の一つとなっている現状を受け、ジェトロ(日本貿易振興機構)では、ブラジルやアルゼンチンなど南米五カ国を対象に、今年度から「食品高度化プログラム」を企画。ブラジル包装協会(ABRE)の協力を受け、今回のセミナーを開くことにした。
 「日本の包装トレンド」をテーマとする住本充弘氏は、民間企業でパッケージの研究開発などに従事した後、現在はコンサルタント業。JICAの専門家として台湾で技術指導の経験もある。
 続く「日本の商品的特徴とその包装技術」では雪印で乳製品の品質管理などを担当した後、中東やチリなどで講演経験を持つ佐々木敬卓氏が語る。
 セミナーは同日午前九時から約四時間で、通訳つきの講演後には質疑応答の時間も用意される。
 入場は無料だが、定員は先着七十五人となる。申し込み多数の場合は一社当たり二人まで。氏名と社名、電話番号、Eメールアドレスを記載の上、同センター(jetro.pr@jetro.org.br)までメールを送ること。締め切りは十六日まで。

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