ホーム | 日系社会ニュース | 農大会長選が紛糾=石川氏続投で決着

農大会長選が紛糾=石川氏続投で決着

2月11日(金)

 任期満了に伴うブラジル東京農大会長選が一月三十日あり、前会長の五十嵐司氏と大島正敬第一副会長が出馬を表明したが折り合いがつかず、現職石川準二会長の続投が決まった。石川会長は三期目となる。
 同日サンパウロ市サウーデ区の農大会館で開かれた総会には約四十五人が出席。会長選は、石川会長らが擁立していた大島氏と、老ク連副会長でもある五十嵐氏の一騎打ちとなった。
 選挙前、五十嵐氏を支持する委任状が大量に提出されたが、「会費納入・総会出席が滞りがちな会員からの委任状が目立つ」と、出席者から不満の声が相次ぎ一時紛糾。結局石川氏の続投でその場が収まった。
 石川会長は今年四十五周年を迎える秋田県人会の会長も務め、記念行事などで忙しくなることが予想され、「次は若い者に譲りたい」と、昨年から周囲に明かしていた。
 ニッケイ新聞社の取材に対し、石川会長は「一身上の都合を理由に、任期中に身を引くこともありえる」と示唆。「その場合、第一副会長の大島氏が繰上げされることになるだろう」とも述べた。

image_print