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軟禁のブラジル人妻帰伯=親権巡り訴訟継続

3月2日(水)

 【既報関連】香川県讃岐市の夫宅で二カ月近く軟禁状態が続いていたアドリアーナ・ヤマモトさん(36)が先月二十五日、自宅のあるセアラー州に無事到着したとアジェンシア・ノルデステや「ノ・オリャール」サイト(フォルタレーザ)が報じた。四人の子供も一緒だった。
 アドリアーナさんは自分が軟禁状態に置かれているとして、フォルタレーザ市に住む家族を通じ、ブラジル政府に助けを求めていたが、在日ブラジル大使館は家族間の問題として取り扱わなかったという。
 夫の日本人男性は、八カ月の実娘の親権を得るかわりに帰国費用を支払うと主張していたが、結局、アドリアーナさんの家族が負担した。
 同サイトによると、二人は現在、八カ月の娘の親権を巡り訴訟中で、今月三日に第一審が開かれる予定。
 アドリアーナさんは、「ようやく自由の身になった。日本語は分からないし、家族の元に戻りたかった。辛かったけど、努力が実った」と話している。

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