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東西南北

4月9日(土)

 最高裁のメーロ判事は、フォンテレス検事総長から申請された中央銀行総裁の不正送金に対する捜査許可で、メイレーレス総裁の地位確認を最高裁大法廷へ委ねた。中銀総裁の閣僚扱いが法的に認められると、捜査許可は捜査に関する連邦令(ADIN)に抵触する。メーロ判事は、大法廷で全判事の判断を仰ぐ考えだ。前例ではジョゼ・フリッツ水産相が閣僚扱いされなかった一方、連邦総弁護庁総裁は閣僚扱いとなった。
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 許婚者の家で二人組の賊と遭遇した薬剤師のルイス・C・バチスタさん(22)は七日、賊に間違えられ、駆けつけた軍警に射殺された。犠牲者はピストルを持って逃げる賊の後を追い、犠牲者も賊も黒人だったので判別できなかったと軍警は証言。許婚者の父親によると、ピストルは持っていなかったという。犠牲者と許婚者は四月十七日に挙式の予定だった。
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 サンパウロ州サン・ヴィセンテ市で六日、二人の息子に殺鼠剤を飲ませた疑いでマリア・I・ナシメント容疑者が逮捕された。二十一歳の息子は四日に死亡、もう一人(14)は重体で入院中。たびたび外泊し、父親の金をくすねていた下の息子に手を焼き、将来を案じていた容疑者は、世間に迷惑をかけるよりは神の下に召された方がましと考え、犯行に至ったと供述。
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 サンパウロ州アララクアラ警察署は、昨年九月以降約二百台のトラックを盗んでいた容疑で強盗団を摘発、七日までに十人を逮捕した。
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 固定電話会社各社は六日、固定電話から携帯電話にかけた場合の通話料金を約八%値上げすることでオリヴェイラ通信相と合意した。値上げは十日に予定されていたが、電信庁の認可後に有効となるため現在のところ実施日は未定。会社側は九・七一%の値上げを要求していた。

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