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大講堂改修へ賛成多=文協事務局で署名受け付けルアネー法申請中

5月13日(金)

 「うーん、暑い」「椅子が固い」「音が聞こえにくい」などなど。文協大講堂で行われる様々なイベント中、聞こえてくる観客席からの声。みなさんも身に覚えがありませんか?
 現在、文協事務局では大講堂改修工事への賛同を求める署名を行っている。署名数は一千六十二(十一日午後現在)。この数、多いか少ないか。
 文協選挙でのにわか会員が増えたといえ、三千人会員の三分の一。宣伝をしていないことを考えれば、「総意」といえるかも。
 さて、この署名。文協から相談されたある進出日系企業の薦めで始められたもの。「地元の必要性を裏付けたほうが、本社と話しがしやすい」ためらしい。
 創立半世紀を迎える文協は、五十周年事業の一環として日系女性フォーラムをサンパウロ州議会で開くことが決まっている。「日系社会だけにとどまらず、ブラジル社会にも認知されなくては」というのが文協ビルで行わない主な趣旨だ。
 しかし、七〇年に皇太子殿下来伯記念講堂として落成して以来、〃コロニアの殿堂〃の舞台に上がることは一種のステイタスとして日系社会に認識されている、重要な場所。
 空調、照明、そして音響設備なども含めた今回の改装に文協はルアネー法の適用を申請している。認可されれば、援助する側の企業が減税されるという。文協事務局によれば、「認可は六、七月中と考えている。企業回りはそれから」。
 改装予算は百三十万レアルを見積もる。この金額、高いか安いか。

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