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第2回太鼓選手権開催へ=全伯26チームが参加=29日

5月13日(金)

 ブラジル太鼓協会(渡部一誠会長)は二十九日午前九時からブラジル日本文化協会記念講堂(サンパウロ市、リベルダーデ区サン・ジョアキン街三八一)で、第二回全ブラジル太鼓選手権大会を開催する。文協五十周年記念企画で、全伯の加盟五十三チームが参加した地方予選を勝ち抜いた二十六チームが各五分間の演奏を披露し、リブレ部門(年齢制限なし)とジュニア部門に分かれて技を競う。
ブラジル太鼓協会は二〇〇二年七月からJICAのシニアボランティアの小田幸久さんを太鼓の講師に迎え、太鼓の普及に努めてきた。サンロッケ市の国士舘大学スポーツセンターを文協の協力で借り、各チームは通って練習したという。昨年六月から半年間は講師のいない時期もあったが、今年四月から新たに講師二人を迎えた。現在同協会加盟団体は五十三、会員は二千人にも膨れ上がって盛り上がりを見せている。
昨年の同大会優勝チーム「アルモニア響楽座」(サンベルナルド・ド・カンポ市)は、今年三月二十日に横浜で開催された第七回日本太鼓ジュニアコンクールに特別参加し十三歳から二十五歳までの八人のメンバーが参加。浜松市のピタゴラス・ブラジル学校と豊橋市のムンド・デ・アレグリア学校でも演奏会を開き交流を深めた。前回優勝チームは今回特別出演となり、競技には参加しない。
来社した同協会総務の宗友夫さんは「この一年で、どのチームがうまくなったかは予想がつかない。それが楽しみです」と語る。
大会は午前がリブレの部、午後がジュニアの部となり、午後五時まで行われる。両部門とも優勝チームには優勝杯のほか桶胴太鼓と締め太鼓が、二位・三位のチームには桶胴太鼓が賞品として贈られる。
入場券は十レアル。「売切れ間近」と関係者。
入場券問い合わせは電話(11)3341・1077

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