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ニシン目当て=行列途絶えず=北海道祭

5月24日(火)

 北海道協会(大橋皖吾会長)が二十一日に開催した北海道祭に約五百人の来客があった。お目当ては「今年は大きさに自信」と太鼓判を押すニシンの炭火焼き。会館(ヴィラ・マリアーナ区ジョアキン・タボラ通り605)内は、ニシンの香ばしい香りと煙が立ち込めた。
 屋外でニシンを焼いていた木下利雄さんは「去年は何十年ぶりの大漁で、いいものを仕入れることができた。やっぱり炭火じゃなくちゃだめ」と、煙で涙を流しながら裏返した。三台の焼き台には次から次へとニシンが乗せられ、きれいな焦げ目がつくとすぐにお客さんのお皿へ。行列は途絶えることがなかった。
 会場でニシンを食べていた宿屋清七さん(東京出身)は「生のニシン焼きは初めて」。福島県の会津若松で育ったという宿屋さんは「いつも干したものだった。初めて食べてびっくり、骨が大変だけどなかなかの味」とにっこり。
 そのほか、イカのぽんぽん焼き、餃子、おにぎりなどが会場で販売され、入り口ではヤクルトのリンゴや化粧品も並んだ。来場者は食事しながらビンゴやカラオケなども楽しんだ。

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