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5月31日(火)

 今回のルーラ大統領訪日に五人の日系市長が同行、その一人、パラナ州パラナヴァイ市の山川マウリシオ市長がデカセギの多い愛知県豊橋市を訪れ、「姉妹都市提携を」とラブコールを送ったが丁重に断られたようだ。地元紙の東海日日新聞社は二十七日付で「早川市長は『豊橋ブラジル協会を窓口に情報を交換するなど、対応を考えたい』と慎重な姿勢にとどめた。原(市議会)議長は子どもレベルの交流などを提案した」と伝えた。パラナヴァイ市はマリンガから車で一時間ほどの人口約八万人の町で、日系人は一万人以上いるそう。
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 先週、ルーラ大統領は日本のポ語新聞向けの挨拶に「第三の領事館設置を検討中だ」と書いたが、五月二十一日付け中日新聞(浜松版)は「東京、名古屋に続く第三のブラジル領事館新設は無期延期になったとフレイタス名古屋総領事が語った」と報じた。情報元となったのポ語新聞「Tudo Bem」によれば、名古屋総領事館の職員を二人増やし、新設備も導入することで領事館の機能を強化するとか。どっちが本当なのか・・・。
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 日伯友好病院は三カ月に一度、広報誌を発行し、医療機器や各種キャンペーンなどを紹介している。整形外科の最新技術が導入されたことなど、コロニアに余り知られていない。どうやら、全ページがポルトガル語で、一世に理解しにくいのが原因のよう。「あれ、日本語が通じるのが特長じゃなかった?」と突っ込まれかねない。そこで、日本語ページの導入を検討していく考えだ。援協診療所と友好病院を結ぶ無料の運行バスも、あればいいなあ。
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 去る日曜日は連休の一部とあって、地下鉄は空いているはずだった。ところが、ゲイ祭りが、ダイヤをいささか乱した。午後二時前後、南北線に限っていえば、セー方面からパライーゾ駅まで、週日の出勤・退勤時間帯を上回る人たちが乗り、すし詰め状態。乗客のなかには、異様な姿の〃女性〃が…、そして奇声…。一般乗客たちは平静。じろじろ見たりはしない。ニヤニヤもしない。「ゲイたちも市民」は、もう徹底している?。

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