ホーム | 日系社会ニュース | カラオケ生徒に贈る=島田正市さん自作曲集めて=2枚目のCD完成

カラオケ生徒に贈る=島田正市さん自作曲集めて=2枚目のCD完成

6月3日(金)

 全国カラオケ指導協会のブラジル総本部長・島田正市さん作曲の歌を集めた『生徒に贈る歌特集』が完成し、二十四日午後八時から文協貴賓室で発売記念会が開かれる。CD販売のほか、参加歌手たちによって収録曲が披露される。
 作曲集はこれが二作目。第一弾は五年ほど前に発売され、千枚近くが売れた。「生徒たちから練習のためにCDにしてくれとの要望がたくさんあった」と、協会特別講師の蛯原忠雄さんは制作のきっかけを話す。
 歌謡曲から民謡まで、これまでに島田さんが作った曲は数えきれない。代表曲『サンパウロ・ブルース』は日本コロンビアからも販売。先日横浜で行われた協会の全国大会で優勝した小野幸子さんが歌う『大地のように』も、日本からCD発売の声がかかった。
 『生徒に贈る歌特集』には全七曲がカラオケバージョンと共に収録されている。全曲とも作詞・川合節子さん、編曲・蝦原さん。グループ・フレンズが演奏し島田さんの生徒七人が歌う。その一人、蔵本亜嵯子さんは最年長九十四歳だ。
 ブルースで参加している山口瑞枝さんは「CDのお話があったときは嬉しかったけど大変だなあと。何回も歌ってやっとできた。照れくさいけれど、よい記念です」と笑顔で話した。
 参加歌手は山口瑞枝『あなたへのブルース』、安西節子アメリア『あなたを慕って』、蔵本亜嵯子『人生これから』、川端幸蔵・富士子『それホントかね』、鹿間パウロ『君ゆえに』、我が旅路『石原正子』、小野幸子『男は黙って前に出る』。(敬称略)
 なお、「生徒それぞれに作らなくちゃ」と、『生徒に贈る歌第二弾』も制作中。今年中に発表の予定。
 発売記念パーティは参加無料。CDは二十レアル。

image_print