ホーム | 日系社会ニュース | パラ盛り上がりダフ屋横行=総領事館が注意呼び掛け

パラ盛り上がりダフ屋横行=総領事館が注意呼び掛け

 【リオデジャネイロ共同】リオデジャネイロ・パラリンピックが当初の予想以上に盛り上がり、入場券の販売が伸びていることから、大会のメイン会場、五輪公園付近などでダフ屋行為が横行している。在リオ日本総領事館は「転売されたチケットを購入すること自体が犯罪になり得る」として注意を呼び掛けている。
 週末の10、11日の入場券は売り切れだった。地元メディアによると、ダフ屋は入場券売り場のそばで待ち構え、「売り切れ」との張り紙を見た人たちに近づいて入場券の購入を持ちかける。
 地元の女子学生(23)は40レアル(約1250円)の競泳の入場券を60レアルで買ったと明かした。
 パラリンピックの入場券売り上げが好調なのは、ブラジル人選手が活躍していることや、入場券がもともと安いことが理由とみられている。
 警察は会場周辺でダフ屋の取り締まりを実施。パラリンピックでの摘発人数は不明だが、8月のリオ五輪ではダフ屋行為で88人を摘発した。

image_print