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急ピッチで飾り作り=本番まで一カ月「楽しみ」=宮城県人会

6月4日(土)

 開催まで残り一カ月に迫った七夕祭りを控え、主催の宮城県人会では飾り作りが進められている。
 制作しているのは婦人部長の伊藤フミさんを中心にボランティア十六人ほどだが、出身は宮城県に限らない。
 四月から平日朝七時・八時から夕方四時まで、くすだま、ふきながしといった大きな飾りを紙の輪や花を組み立てて作っている。
 「係は決めていないのでみんな何でもやります。作業に応じて人が移動するのよ」。富山出身の浦林敦子さんは話す。「クラブ活動みたいなものね」。みんな仲がよさそうだ。
 料理のおかずの話や健康の話などをしながら並べた机でカラフルな紙を折ったり貼ったり。
 唯一、第一回目から飾り作りに参加しているという最年長八十八歳の水津笑子さんは、「家にいるよりもここに来たほうが楽しい」と毎年の期間限定の〃七夕飾りクラブ〃を楽しみにしている。
 「仙台の七夕は見たことないけれど」と語るのは二世の佐々木美恵子さん。「祭り当日は、わたしたちが作ったのよ、と自慢な気持ちがするわ」
 一方短冊を作るのは男性の仕事だ。三年前に妻を失ってから友達に誘われて手伝いに参加するようになったという鹿野三郎さんは「朝六時半くらいに来ることもある、やりがいがあるよ」と目を細めた。
 十五メートルほどの竹八十本が用意される。飾りつけは当日の早朝だ。「去年は雨に降られてしまったけど、紙が強いから持ちこたえた。今年は晴れて欲しい」。同県人会事務局長の後藤信子さんは願う。

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