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生長の家ブラジル伝道本部=立教から81年目祝う=国際環境保全認証の授与も

ニッケイ新聞 2010年3月16日付け

 生長の家ブラジル伝道本部(村上真理枝理事長)は、7日伝道本部大講堂で「生長の家立教81年記念日・生長の家総裁法燈継承記念式典」を開催し、約800人が参加、盛大に81年目を祝った。羽藤ジョージサンパウロ市議、木多喜八郎文協会長らも出席した。
 村上理事長は、「ここまで繁栄できたのも皆さんのおかげ」とあいさつ。信徒らに日本本部、ブラジル伝道本部から光輪賞が贈られ、向芳夫ラテンアメリカ教化総長と村上理事長により手渡された。
 信徒により生長の家の信仰から多くの問題が解決できたと体験談が語られ、話の途中時おり拍手がおこった。
 向総長は生長の家の歴史を示し、「同記念日を谷口雅春初代総裁の意思を確認し、称える日としよう」と呼びかけた。ボーロが用意され、信徒全員によりパラベンスが歌われた。
 また、生長の家ブラジル伝道本部は、1年半をかけて伝道本部の本館と別館、イビウーナ練成道場の3カ所で環境汚染物質の排出量削減など環境に優しい活動を展開、環境保全の国際規格「ISO14001」を取得し、式典の中で認証書授与式が行われた。
 村上理事長は、「海外の支部で同認証を取得するのは、ブラジルが初めて。宗教団体としては、ラテンアメリカでも初めてでは」と力を込め、「職員、信徒らが一致団結して実現した」とその協力を称える。
 生長の家のブラジル活動拠点は、約90カ所。村上理事長は、「まだまだ、これから。他の事業所にもこの運動を広めていかなければ」と意気込みを語った。
 レジストロの白鳩会会長を務める冨山テルミさん(62、二世)は、「レジストロでも信仰が盛ん。環境保全活動にもぜひ協力していきたい」と話していた。

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