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リオ日系団体の活動推進役=菅原和司さんに勲章伝達

6月8日(水)

 [リオ]リオデジャネイロ総領事公邸で、一日、菅原和司さん(71)に対する日本政府春の叙勲伝達式が行われた。勲章は旭日双光章。神谷武総領事の手から伝達された。菅原さんの家族、リオの日系四団体の代表、各地域文協の役員ら七十人が出席、菅原さんの佳き日を祝った。
 神谷総領事は、受章者の略歴、功績の詳細を読み上げた。それによると、菅原さんはリオ州日伯文化体育連盟の理事を長年つとめ、その間、理事長を二期。修好百周年記念事業実行委員会の副委員長に就任して、リオ植物園に日本庭園を建設、ペトロポリス高原地域の幹線道路わきに桜を三百五十本を植樹した。ゲートボールブラジル公認一級審判員の認定に合格、リオ州における体育振興、老壮年層の健康増進に貢献があった。
 菅原さんは、勲章を胸に「きょうの栄誉は、ひとえにみなさまの協力あっての賜物。感激でいっぱいです」と言葉静かに頭を下げた。
 五三年、南米産業開発青年隊第三期生としてサントス着港、石川島リオ造船所建設部に入社二十三年間勤務。その後、建築土木工事設計・見積もり事業者として独立、現在に至っている。

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