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 ロンドンで爆弾テロが起きた。今のところ死亡者は50人だが最終的には100人になるの見通しもあり被害は大きい。まだ犯人は特定されていないが、イスラム過激派アルカイダの仕業との見方が強い。犯行声明を発表した組織は「イラク、アフガンでの虐殺への報復」としており、イスラム過激派であるのは間違いあるまい▼ビンラディン容疑者は「英国やスペイン、日本を攻撃する」の声明を発表しているし昨年の3月にはマドリードの鉄道が爆破され200人もの犠牲者が出ている。そして―ロンドンであり、地下鉄とバスが標的にされている。一度の攻撃で大きな惨事が、テロ集団の狙いであるのは明らかである。NYの世界貿易センターにはハイジャックした旅客機が2機も突っ込み3000人超の人命を奪った▼ロンドンの地下鉄爆破には時限装置が付いた小包爆弾が使用されたようだが、バスも同じ物かも知れない。あの赤い2階建てバスはロンドンの名物であり、乗り物としての役目もだが、市民たちの「心のよりどころ」ともなっている、それが無残にも屋根までが飛び散り悲惨な残骸をさらけ出しているのは痛ましい▼殺伐としたテロが生み出す物は何もない。とは、云うけれども、この暴力を完璧に防止するのは不可能である。警察を配備し軍隊を動員しても防ぎ切るのは至難と云っていい。攻撃対象国に上げられている日本もテロへの警戒を強めているけれども、これとても「特効薬」はない。東京の地下鉄、東京と大阪などの新幹線と攻撃されるものは多いし、ここは警備対策の強化しかあるまい。  (遯)

05/7/9

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