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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年11月7日

 沖縄県人会で3日にあった『カジマヤー祝い・ウチナー芝居』に足を運んだ。相変わらずの盛況ぶりで、ほか県人会には見られない若者への文化継承ぶりを、お約束のカチャーシーでの会場の笑顔を見ながら改めて思った▼事務局長の謝敷宗光さん(62)に感想を聞いた。日系の奥さんを貰ったことでブラジルとの縁は強いが昨年まで沖縄に住み、移住した今年、請われて現職となった。「沖縄の心を次世代に伝えるのは芸能の力。その意味合いはある意味、沖縄よりブラジルの方が強い」。世代で言葉も通じなくなる状況を考えれば、個人的な意見というよりも至極客観的な見方といっていいだろう▼沖縄のバンドBEGINのコンサートが8、9日にサンパウロ市で、10日にロンドリーナ市で行なわれる。2011年の初来伯以来2回目。「シュラスコ」や「帰郷」など、前回での思い出を込めた新曲も披露する。「ブラジル人ミュージシャンとの演奏やポ語での歌も楽しみにしてほしい」と6日の記者会見で語った▼イベントなどで必ずかかる「島人の宝」は歌詞を通して、自身のルーツ沖縄への思いを発見、確認しているように思う。前回で「BIGINを聞いて孫が沖縄に関心を持った」と笑顔のオジイ、オバアの姿も思い出す。「歌に呼ばれてきた」とボーカルの比嘉栄昇さんは話していたが、生の声を届けることの意味は、謝敷さんの言葉ではないが、日本国内の比ではない。来年は同じく石垣島出身の歌手、夏川りみさんの来伯も予定されているという。歌を通したブラジルと沖縄の紐帯はさらに強くなりそうだ。(剛)

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