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雪割桜の季節近づく=カルモ公園で=桜祭り開催へ=天候良ければ満開

7月14日(木)

 第二十七回カルモ桜祭りが八月七日午前十時から、サンパウロ市イタケーラ区のカルモ公園で開かれる。
 当日は聖東地区の婦人会が食べ物の店を出すほか、広場では太鼓や踊りなど十三の団体が出演して祭りを盛り上げる。祭りは午後三時ごろまで開かれる。カルモ公園桜植樹委員会の矢野ペードロ委員長、西谷博前委員長など関係者が案内のため来社した。
 二十七回目を迎えたカルモ桜祭り。千五百本の桜の下、毎年多くの観桜客でにぎわう。桜の樹は高さ五メートルを越すまでに成長した。七月に入り沖縄桜、ヒマラヤ桜が咲き始めた。
 八月は雪割桜の季節。開催を来月にひかえ、開花時期の調節など、関係者も準備に余念がない。「これから一カ月。天候が良ければきれいに咲くでしょう」と西谷さんは語る。
 西谷さんは長年、カルモ桜委員会の委員長をつとめてきた。「桜委員会もブラジル生まれの世代に引き継がれています。こんなにうれしいことはありません。皆さんの熱意で、これからも今まで通り咲いてくれると思います」と期待を込める。
 矢野委員長は「桜を通じて日本の精神や文化を継承していくとともに、多くの人と交流を深めたい」と語り、来場をよびかけた。
 祭りの当日は地下鉄イタケーラ駅からカルモ公園まで無料バスが運行される。運行時間は午前八時半頃から午前十一時ごろまで。夕方には会場から駅まで運行する。
 車の場合、SESCイタケーラそば、プラネターリオの所から入る。

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