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日本のメディアでも報道―日本祭り

7月19日(火)

 共同通信社は十五日付けで「ブラジルで日本祭り―五十メートルの巻きずしも」との見出しで日本祭りの記事を配信し、スポーツ紙や地方紙を中心に十六紙以上で掲載された。これはニッケイ新聞社が協力したもの。
 コロニアの催しが日本のマスコミ十数紙に扱われることはごく稀だ。日系社会最大規模の「日本祭り」だが、今回初めて日本で取り上げられたといっても過言ではないようだ。配信しても掲載するかどうかは、各紙の判断によるものであり、日本側からの関心の高さが伺える。
 共同通信リオデジャネイロ支局長の本蔵一茂さんは「百周年が近づいているので、コロニアのニュースを増やさなくてはと思っていました」と今回配信した動機を語った。
 グーグルサイトのニュース検索によれば、少なくとも次の十六紙が掲載した。日刊スポーツ、サンケイスポーツ、日本経済新聞、神戸新聞、福島民友新聞、熊本日日新聞、岩手日報、秋田魁新報、山陰中央新報、山陽新聞、大分合同新聞、徳島新聞、四国新聞、中国新聞、河北新報、東奥日報など。ただし、サイト掲載のみで紙版に出ていない可能性もある。
 配信された記事(写真付き)は次の通り。
 【リオ15日共同】約百年前に日本から移民が始まり、海外で最大の日系人社会があるブラジルのサンパウロで十五日、日本文化を紹介する「フェスティバル・ド・ジャポン」(日本祭り)が始まった。
 この日は約二百人が参加して長さ五十メートルの巻きずし作りに挑戦。コメ三十五キロを使った巻きずしが完成すると、大きな歓声が上がった。
 フェスティバルは「ブラジル日本都道府県人会連合会」の主催で今年が八回目。三日間で十五万人の参加が見込まれ、現地の日系社会が定期開催する催しでは「おそらく世界でも最大」(サンパウロの邦字新聞幹部)。
 郷土料理や芸能が紹介されるほか、今年はブラジルでも人気の日本のアニメについての講演会や上映会が行われる。

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