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テノールの田中公道さん迎え=文協がドミンゴ・コンサート

2005年8月17日(水)

 文協音楽委員会(伝田英二委員長)は、二十一日午前十一時から文協ビル小講堂で、第二十四回ドミンゴ・コンサート田中公道テナーリサイタルを開催する。田中さんは、日本を代表する世界的に有名なテノール歌手。今年文協が五十周年を迎えるということで日本から特別に来伯する。
 田中さんは、五年前にブラジルを訪れたことがきっかけで中南米を好きになったそう。以来、文協主催としては今回で三度目の出演になる。リオ、モジなども訪問。三年前にはブラジル人オペラ歌手との共演が実現した。ブラジルのオペラを日本で歌ったこともあるという。
 若い時からイタリアなどヨーロッパ各地を訪れ公演をした。韓国、東南アジアも訪れた。現在では中国十大学の声楽名誉教授になるなどまさに世界を舞台に活躍している。
 羽田宗義副委員長は「音楽大使みたいなもの。ブラジルでもとても人気で今年は来ないのか、など問い合わせが殺到している」と話す。山川健一副委員長も「いつも評判がいい、毎年田中さんが来るのを待っている人がいるくらい」と絶賛する。
 当日は『カタリ・タカリ』などのイタリア民謡を始め、日本の曲も披露する。伴奏は妻の田中宏子さん。入場料は無料となっているので「是非この機会を逃さずに来てください」と呼びかけている。二十七日には午後四時からブラジル愛知県人会館でもコンサートを行う。問い合わせ電話は11・3208・1755まで。

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