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東西南北

2005年8月20日(土)

 政府は十八日に満期を迎えるメンドンサ氏とのマーケティング契約の打ち切りを検討している。二〇〇四年は自動的に更新した。〇五年はヴァレーリオ氏と不正資金で債権を決済したが、CPI(議会調査委員会)で罪状を認知したことから外国の違法資産追及を逃れるために解約するらしい。しかし、公団や政府系機関など多数のマーケティング契約が締結されており、法的な関係は断ち切れず、問題は容易ではない。
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 伯亜両国は中国製品の南米市場侵略に対抗するため、情報交換で団結することにした。両国企業間の合弁話が多数持ち上がり、両国の企業は手を取り合って蜜月時代へ入った。まず両国は同内容のセーフガード(輸入制限)や自動的輸入許可の同時廃止を検討する。特に中国製品の被害を受ける分野に三年間の保護制度と、一定数量以上の輸入に対する域外関税制度を設ける。しかし、太刀打ちできない相手とは同盟しろという西洋の諺を引用した意見もある。
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 ブラジリアのショッピングセンターで現金五万レアルを所持していた理由で身柄を拘束された青年(19)が釈放された。現金はフォルタレーザ中銀金庫のものではなかった。
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 スーパーの抽選券が当たり、賞品のメルセデスベンツ・クラッセAを受け取ろうとしたところ、買い物代を払ったのは自分たちだと雇用主に賞品の返還を求め訴えられていた家政婦に対し、提訴六年後の十八日、賞品は家政婦のものと判決が下された。「さんざんイヤな思いをしたから、できるだけ速く売って家を買う」と家政婦。車は二万五〇〇〇レアル相当。当時雇用主はすでに四台の車を持っていた。

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