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大耳小耳

2005年8月30日(火)

 先日、ボリビアを訪れた。最大の都市、ラパス(首都はスクレ)は、富士山の頂上ほどの高所。さすがに空気が薄い。少し歩くだけでも息切れするし、タバコは置いておくと火が切れるほど。新しい場所に行くとご当地ビールを飲む習慣のある記者。今回ばかりは高山病で頭痛に悩まされ、久々の休肝日となった。慣れてしまえば大丈夫らしいが、少量で酔う。「肝臓、財布に負担が掛からないから、ラパス(幸福)!」とは現地在住日本人の言。
     ◎
 さきごろ、文協小講堂でNHKテレビ番組『ハルとナツ』の(ごく一部の)試写会が、関係団体、報道関係者を対象に行われ、好評だった。「大講堂でドカンと一般対象にサービスすれば、宣伝になって、本番のとき視聴率も上がるのに」という声もあったが、そうできない事情があり、テープは持ち帰られたという。サービスといえば、文協の水曜シネマは、祝祭日の来る独立記念日(七日)も日程どおり行われるとか。かつてなかった会員慰安だ。
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 日本人観光客が東洋人街を訪れると、移民史料館に足を運ぶことが少なくない。職員には、困った悩みがあるそう。展示品の写真撮影は禁止。その旨が日伯両語で説明されているが、何回伝えても耳を貸してくれない日本人がいるらしい。「ブラジル人は、ちゃんと分かってくれるのに」と不快感を露にしている。まぁ、移民史を理解してくれるのはありがたいんだけど……。

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