ホーム | 日系社会ニュース | 8千冊の古本フェア=掘り出し物あります=文協で9月10、11日

8千冊の古本フェア=掘り出し物あります=文協で9月10、11日

2005年9月3日(土)

 毎回、行列ができるほどの盛況ぶりを見せるブラジルを知る会(清水裕美代表)主催の「ブックフェア」が今月十、十一の両日、午前九時から午後五時まで、文協ビル三階で開かれる。
 約八千冊の古本、ビデオ、CD、カセットテープなどが安価で販売される。
 昨年は約七千冊を販売、一万二千レアルを超える収益金は全額人文研に寄付された。
 現在、恒例のブックフェア開催を控え、同会のメンバーは整理、値付け作業を進めている。
 まだ新品同然の文庫や貴重な古書で人文研の書庫や前の廊下はいっぱいだ。
 マスクをして埃をかぶった本を仕分け、値段表示のカラーシールを貼るメンバーたち。昼頃から夕方まで作業をするという。
 古い雑誌の見出しやカセットテープのタイトルを懐かしがりながら、わきあいあいと作業を進める。
 清水代表によれば、「楽しみに地方から来てくれる人もいるので、知る会会員も使命感を持つようになった」という。 メンバーの一人、江沢和子さんは「やっと整理がついたところ」と重そうなダンボール箱を持ち上げた。
 値段は一~七レアルが中心。一目でわかる丸いシールが値段ごとに色を分けて品物に貼られる。 全書などに高値がつくこともあるが、「お客さんにこんな値段でいいのかと呆れられた」ことも。
 「掘り出し物がいろいろありますでのたくさんの人に来てもらいたい」と、「ブラジルを知る会」のメンバーらは来場を呼びかけている。
 会場では「だるま塾」の餅、こんにゃくも販売される。

image_print