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女性入賞者が目立つ=現代美術サロン文協

2005年9月10日(土)

 第三十三回サロン文協現代美術展の応募作品の選考会が先月二十六日行われ、入賞作品が決定し、金賞にはシルビア・マリア・ガルシア・ピントさんの「シルビア」「人形の箱」「夜の舌」の三作品が選ばれた。幾何学模様を描いた洋服や箱を糸で縫い合わせたインスタレーションだ。
 審査員の一人は「伝統的なブラジル手工芸の要素が現代風によく表現されている」と選考の理由を説明している。
 今サロンには百三十人から三百六十六点の応募があった。このうち七十六人の百六十一点が入選作に選ばれた。上位入賞十四人中十人は女性だ。
 審査にあたったのは文協美術委員会のメンバー、島袋アデマール、近藤敏、吉沢太、若林和男、金子謙一、久米ルシオ、石川マリオ、中久保益男、曽我部ミルトン、近藤直人、沖中ロベルト、福島隆、金子太郎、楠野友繁、豊田豊の十五氏。
 イナグラソンは十月十三日午後七時から。開催期間は十月十四から二十日。文協ビル内の大サロン、貴賓室、美術館が会場となる。入場無料。
 上位入賞者は次の通り。
 金賞=シルビア・マリア・ガルシア・ピント/銀賞=江沢マチルデ、ニコラス・ヘルセイ/銅賞=アリニセ・アランニャ、今里トシエ、ビクトール・ファレル/アクリレックス佳作賞=ダニエラ・フィンゲルマン、タギク・フミ、菅原カヨコ、飯塚マルクス・キヨヒデ、ジョゼ・ミルトン・ツルカト、サンドラ・カロル・ラパジェ、シルビア・マルケス、服部ヨウコの八氏。

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