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現代日本の陶磁器展=サンパウロ美術館で

2005年9月30日(金)

 備前や有田、九谷など伝統的な技法を元にしながら多様性に富んだ造形を追求する陶芸家三十五人の作品七十点を集めた「現代日本の陶磁器展」が十月二日から、サンパウロ美術館(MASP)で一般公開される。同二十三日まで。
 中堅作家の作品を中心に、作風も用途も色々な「器」が選ばれた。関係者は「新しい陶芸を創造しようと努力する、次世代を代表する作家の作品が鑑賞できるまたとない機会」とし、来場を呼びかける。
 期間中の毎木曜日には、三人のブラジル人陶芸作家が展示案内し、ミニ講演会も予定する。六日は仁井樹美さん、一三日はサラ・カローネさん、二十日はノルマ・グリンベルグさん。
 国際交流基金と同美術館の共催。同展はベロ・オリゾンテでスタート、サンパウロが二都市目。この後、ブラジリア、マナウス、レシーフェ、ベレン、マリンガ、ポルト・アレグレ、フロリアノーポリス、リオデジャネイロの順で来年五月まで巡回する。
 入場料十レアル(学生半額、十歳以下・六十歳以上は無料)。開館時間は午前十一時~午後六時。
 毎木曜日の展示案内とミニ講演は午後三時半から、当日先着三十人限定。チケット売り場で整理券が配布される。

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