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大耳小耳

2005年9月30日(金)

 百メートルを二一秒六九で走った九十五歳の日本人男性が最近話題になった。八月に大阪市であった全日本マスターズ陸上競技選手権、世界記録だった。当地でも日系ベテラン選手が集まる大会が十月九日に開かれる。関係者によると、男子百メートル走に出場する選手の最高齢は八十八歳で、一七秒を切ることもそうだ。現役選手がぐっと減る九十歳になったら世界一を狙うと意欲を示しているという。
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 レジストロといえば、灯ろう流しが有名だが、リベイラ川でマンジューバが多く水揚げされることでも知られている。ビールのつまみにマンジューバのから揚げもいいが、おすすめは何と刺し身。活きのいいものだからできるご当地料理だ。灯ろう流しの会場に出店される屋台で賞味できる。
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 昨年発足したヴァーレ・デ・リベイラ日系団体連合会は約一年間、月例会合を開いてきた。今年八月に行われたレジストロの盆踊りに連合会として初参加。これからの目的としては、各文協が計画したそれぞれの行事を連合会が支援、地域の一体感を強めていくことだという。そのうえで百周年に参加していきたい、と関係者は意気込んでいる。
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 援協はこのほど、対政府関係の仕事をするための専門部署を設置し、責任者に平野アリセ前福祉部部長が就いた。公益法人の再登録などは、これまで福祉部が日常業務の片手間にこなしてきた。同部の取り扱い件数は、増えるばかりだという。今年度の予算は、八十一万六千四百レアルだった。年末まで二カ月を残して、既にその額を上回っている。

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