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感動呼んだ公演=若者らと交流も=宮沢和史さん=ロンドリーナ市

2005年10月5日(水)

 日本のロックバンド「ザ・ブーム」のリーダー宮沢和史さんの中南米ツアー「MIYAZAWA2005」が二日、ロンドリーナ市のテアトロ・オウロ・ヴェルデでスタートした。
 会場は約七百人の熱気で一杯に。日系の若者だけでなく、「『島唄』のミヤザワはどんな人か」と興味津々で集まった高齢者や、日本好きな非日系ブラジル人らの姿もみられた。
 宮沢さんは十四曲を熱唱、二時間にわたったステージでは、ブラジルでも有名になった「島唄」をアンコールも入れて二回歌い、観客も大合唱した。
 主催はグループ・サンセイ(ミチ・シロマ代表)で会場整理なども担当した。 同グループの古川クラウジオ静夫さんは「宮沢さんが心を込めて歌っているのが伝わり会場全体が感動していた。『島唄』ではみんなが立って盛り上がっていた」と振り返った。
 コンサート終了後も観客の興奮は続き、「徒歩でホテルへ戻る宮沢さんらを取り囲み、感想を伝えたり、サインを求めたりしていた」。
 同グループでは、チケット販売やホテルの手配などに携わり、当日までに総勢百人がスタッフとしてコンサートの成功に貢献。また、手作り料理で宮沢さんらをもてなした。
 宮沢さんは、「島唄」がテーマ曲の一つになっているマツリダンスで知られるロンドリーナ祭り(同グループ主催)への参加意欲を示したという。
 サンパウロ公演は六日午後九時開演。SESCヴィラ・マリアーナ。チケットは十五レアル。全SESCチケット売り場で販売中。

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