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ドレミ音楽会16日に=心身障害児350人が参加

2005年10月11日(火)

 今年創立二十周年を迎えたブラジル療育音楽ボランティア協会(山下忠男理事長)は、第十七回「ドレミ音楽会」を十六日(日)午後一時から四時までビュッフェ・ゴールデンハウス(Av.condessa Elizabeth rubiano 2100-penha)で開催する。当日は約三百五十人の心身障害児が参加。赤星式音楽療法の研修を受けたボランティアを中心に音楽を楽しむ。
 赤星式音楽療法は音楽によって、心身障害者や老人が心理的なストレスを解消して、やすらぎと明るさを取り戻すことが目的。一九七二年、東京ミュージックボランティア協会の赤星建彦さんによって始められ、過去にも数回ブラジルを訪れるなど、海外での活動にも熱心だ。
 同協会のブラジルでのボランティアは三十人。駐在員や日系二世、ブラジル人も参加し、定期的に日系福祉施設、ブラジル特殊学校を対象とした音楽療法を行ってきた。
 同音楽会は各施設の仲間や観客が同じ場所で楽しいひとときを過ごすこと、多くの人に「療育音楽」を知ってもらうことを目標に毎年開催されてきた。
 山下理事長は「皆さんの協力によって開催できている。今回は子供たちのために盛大な音楽会にしてあげたい」と意気込みを語った。
 なお、同協会は活動を広げるためにボランティアならびに個人、企業会員を募っている。詳細は11・5572・4339まで。

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