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東西南北

2005年10月18日(火)

 ブリット連邦最高裁判事は、裏金による議員買収に関与した疑いで議員権はく奪対象となっている下議十三人のうち、労働者党の五人が要請していた保護処分を十七日にも却下することになった。倫理審議会で下議らは自己弁護の権利を行使でき、司法が扱う問題でないと判断。これを受け、はく奪審議が始まる十七日午後六時までに、十三人のうち五人以上が議員辞職するとみられている。
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 パロッシ財務相は十六日、財務相・中央銀行総裁会議(G20)の終了後、先進諸国の市場を開放するためには、ブラジル市場も開放しなければならないと述べた。財務省は関税の最高税率を三五%から一〇・五%へ大幅に引き下げることを検討しており、実現すればコロール政権以来の大規模市場開放となるが、減税や金利引下げ、インフラ整備がなければ輸入品と競争できないとして、産業界は強く反発している。
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 サンパウロ市は十五日から十一月十六日まで、一般車のバス専用車線の通行を土曜午後三時から月曜日午前四時まで、祝日は午前〇時から翌日午前四時までに限り認めた。状況を確認後、永続的に実施するかどうかを決定する。
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 サンパウロ市イジエノーポリス区で十六日未明、メンバー八人以上の強盗団が門番を脅してマンションに侵入、少なくとも住人十四人を人質に取って宝石類やドル、携帯電話などを奪って逃走、その途中、通報を受けた警官らと撃ちあいになり、一人が死亡、二人が逮捕された。同区では十五日前にもマンションが襲われている。また、パライーゾ区でも同日朝、高級マンションに十五人組の武装集団が侵入して八戸を襲い、逃走している。

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