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困難乗り越えて=今年も身障者運動会

2005年10月26日(水)

 身障者とその家族らが参加する運動会が十一月一日、サンパウロ市ヴィラ・カルモジナ・イタケーラ区の西本願寺運動場で開かれる。
 「身障者を励ます会」(野田マリオ会長)の主催。今年で十六回目。
 午前九時から午後四時まで、数百人がガーデンゴルフやドミノなどを楽しむ。
 西本願寺の開教師で同会事務局長の奥卓恕さん(58)=大阪出身、七〇年来伯=も手に障害がある。二十年前、病に倒れたせいだ。家に閉じこもりがちになったが、同じように苦しむ人たちのために運動会を開催しようと思い立った。
 最初は二十数人でスタート。十回を数えたあたりから参加者五百人を超え、昨年の十五回大会には日本から視察団が訪れたほど。ポルトガル語による仏教についての講演も毎回好評だ。
 野田会長は元サンパウロ市市議。奥さんら関係者と共に案内に来社し、「ひとりでも多くの人に参加して欲しい」と呼びかけた。
 会場住所はラゴア・タイ・グランデ街805。電話11・6524・4647(同会事務所)。

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