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2005年11月1日(火)

 〃文協〃が〃福協〃に!? 二十九日開かれた評議員会では、約二百二十万レアルに膨れ上がったINSS問題も議題に。サンパウロ市社会福祉審議会(COMAS)が九月、ブラジル日本文化協会を慈善団体と認可。これを受け、教育や福祉事業の本格化が課題となっているが、文協の担当弁護士は「文化協会という名前では連邦政府の認可は難しい。福祉協会に改称しては」と助言しているという。
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 味の素ではブラジル一般消費者向けに配合調味料「SAZON」ブランドを作って売り込んでいるが、日系人の多いサンパウロ以外で唯一、うまみ調味料「味の素」がかなり売れている地域があるという。北伯ベレンだ。同社調査では郷土料理のタカカなどに欠かせない調味料になっているからだという。「日本人同様、魚食文化のアマゾン川流域ゆえに、うまみに関する味覚に共通点があるのでは」との分析もあり興味深い。
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 いつまで経っても承認されない県連日本祭りの収支報告。二十八日の代表者会議では「監査委員と執行部で納得してから出せばこのような時間を使わずに済む」「来年のフェスチバル前日までやるつもりか」との意見も。収支報告も重要だが、もっとバランスをとって会議を進める必要があったのでは。来年の四十周年や定款改正案など、もっと時間を使って意見を交換するべき議題があったのも事実だ。

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