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モジ市=コクエラで農産祭り=12、13日=来場3万人見込む

2005年11月2日(水)

 最古の日系入植地のひとつ、モジ・ダス・クルーゼス市コクエラ区で十二、十三日、農産展を兼ねた「第十五回ふるさと祭り」が開かれる。
 地元農業者協会の主催。二日間で三万人の来場を見込む。同市では有数規模の祭りだ。
 渋谷仁会長、塚原忠男副会長、斎藤マリオ委員の三氏が一日、案内に来社。
 「今年のテーマは『希望』。農村の明るい未来を感じさせる祭りにしたい」と意気込みを語った。
 祭りでは花卉、野菜のほか、柿、ビワ、アテモヤンなどのフルーツといった地元の名産品を展示販売。
 また、協会の婦人部が腕を振るう焼きそば、うどんなど味わえるほか、両日とも、踊りや太鼓演奏、カラオケなど多彩な芸能プログラムが用意されている。
 会場は協会の敷地(約二アルケール)を利用する。
 十五年前に始まったこの祭りだが、それ以前に「桃祭り」として二十年続いた歴史がある。改名したのは、「村を出て行った人に、年に一度帰ってきてもらえるようにとの願いから」と説明する。
 コクエラ区には現在、日系三百家族が在住。一昨年には入植八十五周年の節目を祝った。
 開幕式は十二日午前十時。同日は午後十時までで、午後九時に花火が打ち上げられる。十三日は午前八時~午後九時。

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