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移民ドラマ鑑賞して=NHK=映像祭=ハイビジョン画質で

2005年11月5日(土)

 NHKインターナショナルはハイビジョン映像祭を六日から二十日まで、ブラジル国内四都市で開催する。ロンドリーナを皮切りにカンピーナス、サンパウロ、ブラジリアを巡回。NHKの番組を通して国際親善交流をはかることが目的で、アジア以外の国で行うのは初めて。
 南米移民の三十年間を追ったドキュメンタリー「移住31年目の乗船名簿」のポ語吹き替え版と、ドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙~」(ポ語字幕つき)の第一話をハイビジョン方式で上映する。
 ロンドリーナとサンパウロでは同ドキュメンタリーのプロデューサー、相田洋(ゆたか)さんの講演も行われる。
 この映像祭は一九九〇年からベトナム、ラオス、モンゴル、インド、中国で開催され、NHKをはじめ日本の優れたテレビ番組が各国語に吹き替え、上映されてきた。
 プロデューサーの中村建哉さんとチーフ・プロデューサーの若松太平さんが案内に来社。「移民をテーマにしたドキュメンタリーとドラマ。日本語の分からない世代や非日系のブラジル人に見てもらいたい」と語った。
 また、NHKが開発したハイビジョンテレビを紹介する目的もある。ハイビジョンは通常より走査線が二倍近く多いため、画像は映画並みの高精彩を誇る。
 「これをきっかけにテレビでの日伯交流もできれば。ハルとナツをブラジルのテレビ局でやってもらったり、ブラジルのノベーラを日本で紹介することも考えられます」と、中村プロデューサーは話した。
 日程は次の通り。
 六日ロンドリーナ=テアトロ・マリスタ(Rua Cristiano Machado 240)午後二時~同八時半■十二日カンピーナス=インスティテュート・クルトゥラル・ニッポブラジレイロ・デ・カンピーナス(Rua Camargo Paes 118, Jardin Guanabana)午後七時~同十時半■十六日サンパウロ=ホテル・グラン・メリア・ワールド・トレード・センター(Av. das Nacoes Unidas 12559)午後四時半~同十一時■二十日ブラジリア=アカデミア・デ・テニス・リゾート(Setor de ClubesEsportivos do Sul, Trecho 04, Conjunto 05, lote 1B)午後二時~同八時まで。
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 詳細問い合わせはブラジル日本文化協会(電話11・3208・1755)。

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