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知名度あがり出品増加=「日伯工芸展」11日から

2005年11月9日(水)

 ブラジル日本文化協会の工芸委員会(川上久子委員長)主催の第九回日伯工芸展が十一日から十七日まで、大サロンと貴賓室で開催される。工芸や陶芸をあつめた展覧会はサンパウロ市では珍しく、「事実上、ブラジルでは最大規模」と生駒憲二郎委員(陶芸家)と評価する。
 百人弱の出品者からはそれぞれ未発表の作品三点までが集められ、陶芸、蝋纈染(ろうけつぞめ)、草木染、ガラス工芸、日本人形、彫金、パッチワークなど多彩な作品がそろう。
 来社したマリエ・フランシス副委員長は「四年前は約六十人でした。徐々に知名度があがり、参加者が増えてきています」という。遠くはブラジリア、リオなどからの出品者もある。半分近くはプロの作家だという。
 十日午後七時からイナグラソンが行われる。生駒委員は「ぜひ大勢きていただきたい」と呼びかけた。当日は最優秀作品などのプレミオの発表も行われる。
 十一日からは平日は午後二時から六時まで。土日は午前十時から午後六時まで開場。

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